すべての音楽家、演劇など舞台に関わる人々へ

私の住む関西、大阪近郊でも
多くのミュージシャンがストリートライブや、
自分自身が予定していた出演ライブを休止、
もしくは延期、または公演を行う場合も
「義援金」を送ることを表明して動き出しています。

とてもよいことであることは重々承知していますが
もう一段階考えて行動してほしいと思います。

自分がよくわかっている「大阪の音楽シーン」に言及して発言をすれば
基本的にミュージシャンは裕福な生活はしていないはずです。

「そんなこといっても、自分が好きな音楽をいつまでも続けているんだから」
という意見もあるでしょう。
それはごもっとも。と、同時に色々なことを犠牲にして
それでも真剣に音楽をしているのが、私の身近な仲間達です。
中途半端な心意気の者がつむぐ音楽が、人の心を動かすことは容易ではないです。
むしろ、不可能です。
真剣だからこそ、届く思いがあるはずです。

そういった背景があるにも関わらず収益金を寄付する。
他に収入が十分ある人は、どうぞ行ってください。
そうでない人が大多数だと思います。
しっかりと利益が生まれるライブができる実力がある方々は、
ちゃんと自分の生活収入を音楽から得ること。
その上で、真剣な作品を生み出すこと。
そして、中・長期的に自分の信じる場所へ、支援を表明すること。
これが大切です。

突発的な世間の流れに流されて、流行のようにチャリティーをうたうのは止めた方がいい。
それでは、まずあなたが息切れする。
この災害や、私が関わる難病問題などは、超長期的支援が必要なのです。
言い切ってしまえば、一生かかって関わるどうか、その単位で考えてほしい。

チャリティーライブを表明した方々。
一年後も、三年後も、十年後も同じ方法でやりますか?
僕らは遠位型ミオパチーという難病を支援するチャリティー演奏会を始めて
4年目に入りました。文字通り、これはライフワークです。
新薬ができる日まで、常にやり方を模索しながら続けることでしょう。

同じことをしろ、という強要をしたいわけではありません。
とっさの災害に対する皆さんの瞬発力を否定するわけでもありません。

一番言いたいのは

「まずは、あなた自身のクオリティを落とさないで」

それだけです。
あなたの生活。
あなたの創作意欲。
あなたの行動力。
それらを盤石なものにした上で、長い目でこの社会や災害に遭われた方々への
支援をしていきましょう。

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