ライブハウス、クラブの音が明らかに変わってきている、と感じています。 具体的には、高音域の音が際立ち 低域の音が限りなく少ない。 音を聴いてもカラダにドン!と来ない。腰に来ない。 ミュージシャン側のテクニック・グルーヴを問わず、いくつかの場所と人で 体感した感覚による結論ですが、 「模範とする良い音の基準が変化してしまった」と思います。 一言で言えば、携帯音楽プレーヤーの圧縮技術の音のよう。 ドンシャリどころか、(カラ)シャリ。 若いPAエンジニアの方々の耳や、癖が変わってきているのでしょうが PAシステムを使って音の場所で演奏する者には、外の音については ライブ中は信じるしかなく、何も手を出せない領域。 もちろん、サウンドチェックで気になれば、言葉で伝えるのですが そもそもこちらが求めている”感触&感覚”を知らなければ 伝えきることもできず、あまりよい改善方法ではないです。 これは、長い闘いになりそうな課題。 一方、本日はグランドピアノとサックス&フルートで ホール演奏です。 もちろん、ノーマイク。 スピーカーシステムがなくても、楽器があれば音がでる。 人力で、ふくよかな音を鳴らして、心と体を揺らしてきます。 人の力は偉大で欲張り。求めれば、手に入る。
管楽器指導・演奏・チャリティーコンサート主催。 難病・遠位型ミオパチーへの募金ライブを 2009年より定期的に開催しております。