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SERIC マウスピースリフェイス ソプラノ&テナー

アルトのメタルマウスピースにつづいて、 8月にソプラノとテナーのマウスピースも SERICさんに、リフェイスをお願いしておりました。 テナーは、ビーチラーのラバーマウスピース。 マイナーな個体ですかね。 10数年前に、A.S.Pというバンドへの助っ人参加時期に 購入して、テナーのMPはこれ一本だけ所有しています。 見た目同様、わりと明るい目の音が鳴るので、 テナー吹きには敬遠されるのかもしれませんが、 個人的には気に入っているので、こちらをリフェイス。 白いとリフェイス面は、写りにくいですね。 吹奏感は、もちろんヨシ! 細かい感想は、のちほどで。 お次はソプラノラバー。 とっても軽い素材で作られているようで、瞬間的な鳴りはよいのですが 細かい所が気になるソプラノでは、やはり最初のままではストレスが ありました。オーダーメイドマウスピースとはいえ、色々問題はあります。 とにかくソプラノは音程重視な楽器なので、そのあたりをしっかり SERICさんには調整してもらって返却。 少ない力でスッと鳴ります。 体調が優れないときや、病み上がりでもポンと鳴りそう。 むしろ、楽になりすぎてしまうので、自分の吹き方で支えるか リードとのセッティングを変更する方が安定しそうです。 総じて、今回もSERICリフェイスの技術力の高さを感じた発注になりました。 色々な方が感想を述べられていますので、自分の言葉での表現を考えてみると、 SERICリフェイスは、全音域に渡って均質化されて奏者を助けます オーディオや、レコーディングの世界では、Comp(コンプ)というものがあります。 大きくなりすぎている部分を抑えて、 小さいところを持ち上げる、という意味で、コンプレッサーの略称です。 コンプを掛けすぎると、抑揚がなくなるのですが、 程よい具合だと、耳あたりがよく、『上手』に聴こえます。 サックスという狭いような広い音域を、低音から高音、果てはフラジオ音域まで 均質に吹くのは、なかなかに難しいことです。 SERICで調整してもらったマウスピースは、このCompと真逆の状態と言えます。 余計な圧力を加えて、出過ぎたところ引っ込めて!足らないと