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11月, 2016の投稿を表示しています

Finale 25 と Dorico

Finale 25日本語版が2016/11/25リリース。 Dorico (Cubaseの Steinberg社が新発売する譜面ソフト)が2016/11/26リリース 老舗と新規ですが、個人的にはどちらも様子見です。 前者の英語版は2016/6月ごろリリースされて、 最新のMac OS 10.12 Sierra にも対応しているようですが、 日本語版の初期症状は、何かあるのが通例です。 初の64bit化ということで、根本からプログラムを書き直しているのは 英語版のFinaleで何度も告知されてきたことですが 日本語化にあたり、全てがうまくいっている確証はないので。 64bit化による、スピードアップ以外の新機能は Finaleおよびプラグインが64ビット対応に カラー処理と画像処理がCoreGraphicsに対応 Human Playbackの処理速度向上 ReWire機能の搭載 Garritanへの音色追加 パーカッション楽器タイプの選択肢拡大 大型の拍子記号が簡単に作成可能に キーボードとマウスを使った移調楽器の入力が簡便に 点線スラー描画機能の追加 すべての環境設定(Finaleプレファレンスファイル)をリセット可能に MusicXML互換性の向上 ユーザーマニュアルの改善、visual indexの日本語化 サンプルレート48000Hz以上への対応 ・・・ 大きな変化はなく、ユーザーが利用する裏で動作する部分の改善に とどまっているように思います。 焦ってVersionUPすることもないでしょう。 一方のDorico(日本では、YAMAHAが取り扱うようです)は 現時点でのネックは3つ。 ・Finaleからの乗り換え時に、Finale依存のショートカットキーが使用できるか否か ・ 動作環境がそれなりにリッチ ・ 初回リリース時には間に合っていない機能が複数ある  (2016年11月26日現在) 今後機能追加予定 Dorico 䛿、世界で最も経験豊かな楽譜作成ソフトウェア開発チームが、ゼロから開発し た全く新しいアプリケーションです。 Dorio 䛿他䛾楽譜作成ソフトウェアに見られないユニークかつ革新的な機能を数多く備 え、楽譜作成に対するこれまでにない新しいア

2016年のライブ演奏

2016年も、残すところ40日を切ったようです。 ここで、今年のライブのお知らせです。 ワンダフルボーイズライブの詳細は公式ページ をご覧ください 11/27ニシノホウジン 12/3 ムジカジャポニカ 12/4 梅田noon 12/24 心斎橋Conpass クリスマスLove Sofa Special 12/25 心斎橋Conpass クリスマスLove Sofa Special ”fugacity” 12/29 神戸チキンジョージ 12/31 年越しカウントダウン チャリティーライブ演奏として 12 月17 日(土) 開催、阿倍野区作業所連絡会主催 「クリスマス イブ×6 コンサート Vol.14」 日時 平成28 年12 月17 日(土) 13:00~16:00 頃(12:30 開場) 場所 阿倍野区民センター(大ホール 収容人数 644 ) (大阪市阿倍野区阿倍野筋4-19-118) 主催者 阿倍野区作業所連絡会 共催・後援 共催:阿倍野区役所、阿倍野区社会福祉協議会(順不同) 後援:大阪阿倍野ライオンズクラブ、阿倍野の福祉環境を考える会(順不同)

ニシノホウジン開催に寄せて、友人からの手紙

会場のみなさんへ 第6回目 NISHINOHOUJIN 開催&ご来場ありがとうございます! 今年もまた、このチャリティーイベントを開いていただけること、 たくさんのお客さまがこのイベントを楽しんでくださること、 多彩で多才な出演者さんたちに参加してもらえることが、 とても嬉しいです。 ご支援いただいている製薬についてですが、 私たち患者の手元に薬はまだ届いていません。ですが、 おかげさまで治験は少しずつ進んでいます。 引き続き応援よろしくお願いします。 最後になりましたが、 ワンダフルボーイズのSundayカミデさん、林さん、 会場Conpassの西岡さん、主催の西野さんをはじめ、 イベントを裏で表で支えてくださっているすべての方々へ、 心より感謝しています。ありがとうございました! 遠位型ミオパチー患者会(PADM)会員

サックスのネック&ライヤースクリュー プラチナメッキ仕様1

ワンダフルボーイズの新作(2017年春頃発売予定)の サックスレコーディング日でした。 アルトサックスネックのメッキ加工を行っていただいた 宮崎県のMIKI楽器さんより、プラチナメッキ加工をしたネックスクリューネジを サンプルとしてお借りしたので、そちらを使用して録音に臨みました。 初めて吹いたときは、コントロールが難しかったのですが 改めて、何度もテストをしてみると特徴がわかってきました。 特徴としては、 ・最大音量が(リガチャーネジほどでないが)上がる ・音色は、上品にまとまる ・艶(つや)がでる ・一言で言えば、「Wet」 *通常の真鍮ネジは「Dry」 ・JazzyなBuzzは少なくなる( =Dry) とも言える ・素早いパッセージ&タンギングを求められるフレーズには  不向き。(抵抗感がありすぎて反応スピードが鈍る) ・反応速度= 音の立ち上がりが遅いラバーマウスピースと組み合わせると、  コントロールが非常に難しい。 という特徴を感じています。 ネジだけではなく、その他の道具との相性に依存する部分です。 ネック&ライヤースクリューについては、 5年ほど前に、一度ブームがあったように思いますし、 ネット上にも先人の研究成果があがっています。 <参考> 石森管楽器製 ネックスクリュー ねじ その3 〔結論編〕 ネックジョイントスクリューとライヤークスリューを社外製にしました [サックス] 鳴らし切るのに、非常にパワーがいるプラチナメッキネジですが、 楽器の余韻・音色の艶が、本日レコーディングする曲には 相性がよさそうなので、使用してみました。 結果、ドンピシャにはまりまして 実に満足行く音質でのレコーディングができました。 セルマー純正ネジのメッキ加工ということで、 一度加工をしてしまうと、元には戻せない部分ではあります。 そして、よほどの環境でない限り、聴いている人に 一切気づかれず、奏者本人しか”違い”を実感できないような 些細な部分かもしれませんが、 じっくりと取り組むほどに、純正のDryな響きのネジとの違いに気づき、 その音色に惹かれるパーツだと思います。 ↑こちらは上がアンティグア・下セルマー純正のPTメッキ ネックが純正真鍮の

ニシノホウジン2016開催によせて

ニシノホウジン2016開催によせて ニシノホウジン2016を 今年も開催させていただけることに なりました。 「今年で何回目だろう?」と思ったら、201Xのところと同じなのです。そう、6回目。 小学生一年生が六年生になり、最高学年になっています。 2011年に東北での震災があり、 エネルギー問題や 当たり前だった日常が一瞬にして変わることを私たちは実感しました。 音楽のLIVEイベントもボランティアや、 チャリティーイベントでないとほとんどが 成立しなかった時期。 当時、僕らのしゃかりきコロンブス。も ワンダフルボーイズへの改名記念イベントが 2011年3月にあり、開催するのかどうか選択を委ねられたような時期でした。 もちろんイベントは開催し募金も行いました。 様々なライブイベントがチャリティーという開催の仕方をしていましたが、次第になくなっていきました。 復興が進んだ、というよりも、 流行りのように過ぎ去った、と感じます。 これは、私個人の持論ですが”無償の奉仕”には限界があります。 一日中ご飯も食べず、睡眠も一切取らず労働をして質の高い仕事ができないように、 皆、それぞれが体調や生活の基盤をしっかりと確保した上でないと新しい力は湧いてきませんし、活用もできません。 ボランティアと、チャリティーという言葉を ちゃんと捉えないと、総崩れになってしまうおそれがあるのです。 ボランティアを否定するのではなく、瞬発力としては最高の頼れる力です。 けれど、一生ボランティアは続けられない。 そして、震災・災害復興は、とても永い時間が必要となるもの。 冒頭で、六年という数字を出しました。 たしかに、ライブで訪れた仙台市の駅周辺は綺麗に整備され、新しいビルが立ち並んでいます。 しかし、人の心や生活は新しいビルのように表面を見ただけでは、分かりません。 2016年の3月、熊本での大きな地震がありました。暑い夏を越えて、これからまた冬がやってきます。 ですが、仙台とも、熊本とも、縁もゆかりもなければ それがいつのことだったか、 いまどうなっているのか、 人の記憶からは、薄らいでいくのが現実です。 病気や難病も同じなのです。 当事者でなければ、話を聞いても次第に健康である自分のことを忘れて