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ある夏の日

朝起きて、思いつき人生初甲子園に行ってきた。 高校時代は中の中の学校だったので、神宮球場の地方大会決勝で敗れるところ までだった。 吹奏楽部は野球応援に引っ張り出されるの当然なのだけど、 やっぱり球場に行ってスタンドで演奏しているとドンドンテンションがあがる。 終盤でヒットがでれば、曲のテンポもピッチもどんどん高くなるし、速まる。 あの時、目指していた甲子園というのはこういう場所なのだなぁと 思いながら、外野から縁もゆかりもない二校を応援。 白樺学園 vs 智弁和歌山。 1-5の場面から、まさかの満塁ホームランで同点に追いついた瞬間。 それは本当に一瞬だった。 スッと三塁側の外野につきささる同点弾。 残酷なぐらい一瞬だった。 毎日毎日朝から晩まで練習して、この場に立って、一瞬で結果が出る。 色んな人の思いが詰まった場所に立ち会うことができて 心から感動した、一日。