本当の足かせは

経験値。
そして知識。

RPGならば、進めば進むほど、経験値はたまる一方だし
コントロールするプレイヤー側の知識も増える。
結果、効率よく動けるようになるのだけど、現実はどうだろう。

経験が先入観を誘い込み、目の前のことが見えなくなる罠もあるかも。
貯めた経験値がまるで通用しない大ボスが現れることもあるだろう。

結局必要なのは、目の前のことを正しく見つめる力。
変化を恐れず柔軟に自らの型を作らない生き方。

思い出すのは、イチロー選手のインタビュー。
あの人は、10年も200本安打ということを行っている。
数字だけみれば、毎年、だいたい同じぐらいということ。
ところが、「変化」する要因はたくさんある。
野球という勝負の世界で、向き合うピッチャーは変わる。
肉体も変わる。
毎シーズンごとに期待とプレッシャーは増大する。
それでも、変わらない結果をだす。
むしろ、己の打撃フォームを毎年変えてくる。
そして自分自身の過去のフォームを映像でチェックしながら

「よくこれで打てていたな」と思う、と言い切ってしまう。

これだけ、野球に関して知識も経験もある人が
変わることを恐れず、過去の方法にしがみつかず前に歩む姿は
やはりすごいこと。


音楽においても知識と経験が仇になることは多いと思う。
いつもと同じライブ会場。
いつもと同じ立ち位置。
いつもと同じメンバー。

それでも毎回一喜一憂するのは、お客様の心も顔ぶれも
一度として全く同じ日はない!、から。
ある意味で、左右され
ある意味で、左右されない安定感のある演奏+αが求められる。

知識も経験もほんの少しも役に立たない。
だからおもしろい。
だからやめるタイミングを見失う。

そんなことを徒然なるままに考えた夜。

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