リガチャーネジのチェックを行いました
この動画で、注目するのは画面左に表示されている周波数
2K〜5K
5K〜10Kあたりの倍音量の変化です。
あくまでも、マイクによる集音のため、差異が聴き取りにくいですが、
生音で、体感すればかなりの差があります。
それも、”ネジ一本の選択の仕方”で、です。
以下、検証方法です。
________________________________
方法:
・Eb アルトサックス オクターブキーを押した中音Fを吹く
・徐々に息の量を増やして、増大する倍音の量をDawアプリケーション『Logic』の
音声アナライザーで視覚的にも捉える
・手段的にはクレッシェンド&ff(フォルテシモ)にするイメージだが
あくまでも息の量に対して増える倍音を基準に、どの組み合わせが
一番、息の吹き込みができるかを探す
使用機材
DAW:Logic
Audio Interface:Zoom R16
Mic:SHURE 98 Beta H/C
楽器:Selmer Eb Altosax MarkVII
ネック:MarkVII 純正ネックのプラチナメッキがけ(前回のBlog参照)
リガチャー:Woodstone AMⅡ (順締二点止めリガチャー)
MP:Saxz
Reed:La Voz MS
検証に使用しているリガチャーネジは全てWoodstoneのもの
動画の音声は、以下のパターンになっている
0.基準音である実音のAb inEbアルトサックスの中音Fロングトーン(mp)
これより下は、息の量を増大→減少させている
1.上側ネジ:プラチナ 下側ネジ:プラチナ
2.上側ネジ:プラチナ 下側ネジ:真鍮
3.上側ネジ:プラチナ 下側ネジ:銀
4.上側ネジ:真鍮 下側ネジ:プラチナ
5.上側ネジ:銀 下側ネジ:プラチナ
結果:リガチャー上側ネジがプラチナ 下側が銀 が最良の組み合わせと判明
*2015秋の検証と同じく、コントロール力のある素材を上側にして
下側にはヴォリュームを稼げる銀を配置するのと同じ結果になった
5番の上銀:下プラ が最低のセッティングでした
5番とその他を改めて意識しながら動画を見るとわかると思います。
次に、プラチナネジ・個体差チェックも行った。
事前に、プラチナネジを吹いた感想で、明るめなものをブライト(B)
暗めの印象だったものをダーク(D)と名付けた。
それぞれの組み合わせによる違いを実験した。
6.上ダーク(Dark)気味のプラチナネジ:下銀
7.上ブライト(Bright)気味のプラチナネジ:下銀
結果:上ブライト気味のプラチナネジ:下銀が最良の組み合わせ
補足:
プラチナメッキをしたこの【ダークとブライト】は
元々は、ウッドストーンの【金メッキと銀】のネジ
手元の計りでは計量できなかったが、大元の素材が違う二種類を
プラチナメッキ加工しているので、個体差があることは当然。
「ブライト」と名付けたこれの元の素地は、おそらく【銀】のもの。
「ダーク」は金メッキネジのプラチナメッキ後の姿だと思われる。
総評:
現状では、上がブライトなプラチナ、下が銀 という結果になった。
下も銀のプラチナメッキがけ、もしくは金メッキ真鍮のプラチナメッキがけネジに
変更すれば更に、限界点が変わるかもしれないが、
今はそこまでする必要がないと判断する。
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と、まぁ完全にネジのみの話ですが、
かなり変化しました。
MIKI楽器さんで、リガチャーネジのみのメッキがけ受注は難しいと思いますが、
サックスネックと一緒のタイミングであれば、
お値段も安くしていただけるので、気になる方は
お問い合わせしてみてください。
この動画で、注目するのは画面左に表示されている周波数
2K〜5K
5K〜10Kあたりの倍音量の変化です。
あくまでも、マイクによる集音のため、差異が聴き取りにくいですが、
生音で、体感すればかなりの差があります。
それも、”ネジ一本の選択の仕方”で、です。
以下、検証方法です。
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方法:
・Eb アルトサックス オクターブキーを押した中音Fを吹く
・徐々に息の量を増やして、増大する倍音の量をDawアプリケーション『Logic』の
音声アナライザーで視覚的にも捉える
・手段的にはクレッシェンド&ff(フォルテシモ)にするイメージだが
あくまでも息の量に対して増える倍音を基準に、どの組み合わせが
一番、息の吹き込みができるかを探す
使用機材
DAW:Logic
Audio Interface:Zoom R16
Mic:SHURE 98 Beta H/C
楽器:Selmer Eb Altosax MarkVII
ネック:MarkVII 純正ネックのプラチナメッキがけ(前回のBlog参照)
リガチャー:Woodstone AMⅡ (順締二点止めリガチャー)
MP:Saxz
Reed:La Voz MS
検証に使用しているリガチャーネジは全てWoodstoneのもの
動画の音声は、以下のパターンになっている
0.基準音である実音のAb inEbアルトサックスの中音Fロングトーン(mp)
これより下は、息の量を増大→減少させている
1.上側ネジ:プラチナ 下側ネジ:プラチナ
2.上側ネジ:プラチナ 下側ネジ:真鍮
3.上側ネジ:プラチナ 下側ネジ:銀
4.上側ネジ:真鍮 下側ネジ:プラチナ
5.上側ネジ:銀 下側ネジ:プラチナ
マイキング位置_参考
結果:リガチャー上側ネジがプラチナ 下側が銀 が最良の組み合わせと判明
*2015秋の検証と同じく、コントロール力のある素材を上側にして
下側にはヴォリュームを稼げる銀を配置するのと同じ結果になった
5番の上銀:下プラ が最低のセッティングでした
5番とその他を改めて意識しながら動画を見るとわかると思います。
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次に、プラチナネジ・個体差チェックも行った。
事前に、プラチナネジを吹いた感想で、明るめなものをブライト(B)
暗めの印象だったものをダーク(D)と名付けた。
それぞれの組み合わせによる違いを実験した。
6.上ダーク(Dark)気味のプラチナネジ:下銀
7.上ブライト(Bright)気味のプラチナネジ:下銀
結果:上ブライト気味のプラチナネジ:下銀が最良の組み合わせ
補足:
プラチナメッキをしたこの【ダークとブライト】は
元々は、ウッドストーンの【金メッキと銀】のネジ
手元の計りでは計量できなかったが、大元の素材が違う二種類を
プラチナメッキ加工しているので、個体差があることは当然。
「ブライト」と名付けたこれの元の素地は、おそらく【銀】のもの。
「ダーク」は金メッキネジのプラチナメッキ後の姿だと思われる。
総評:
現状では、上がブライトなプラチナ、下が銀 という結果になった。
下も銀のプラチナメッキがけ、もしくは金メッキ真鍮のプラチナメッキがけネジに
変更すれば更に、限界点が変わるかもしれないが、
今はそこまでする必要がないと判断する。
前回のBlogで紹介したとおり、サックスネックのメッキがけを行ったが
その際に、リガチャーネジも同梱して同じプラチナメッキをMIKI楽器さんに
お願いしていた。
サックスは、口元に近いパーツほど、音や振動に影響を与えるが
リガチャーネジのプラチナメッキはとても有効かと思う。
一方、この実験をする前は、上下ともにプラチナメッキネジを使用していたが
下方を銀にする方が、最大音量は大きくあがった。
プラチナネジ二本のセッティングは、とても吹きやすいのだが、限界点にすぐ到達する。
それを銀に変更することで、動画の左から四番目と、一番最後のように膨らみが変わる。
実際の演奏で、ここまで大量の息を吹き込むと音色が崩壊するため、
使用することはないが、臨界点を遠くに設定しておくのはアリだと思う。
前回同様、クラシックや、アコースティックなセッティングでは
プラチナネジ二本セッティングの方が、色々と余計なコントロールを必要としないので
楽に吹くことができるだろう。
自分自身の傾向として、道具には様々なコントロールで
いかようにも変化できるものを求めるので、
許容範囲の広いセッティングを好んでいる。
許容範囲の広いセッティングを好んでいる。
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と、まぁ完全にネジのみの話ですが、
かなり変化しました。
<左から 銀・プラチナ・真鍮>
サックスネックと一緒のタイミングであれば、
お値段も安くしていただけるので、気になる方は
お問い合わせしてみてください。
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