”直感”というのは、歳を経るごとに研ぎ澄まされるもののようです。
人であれ、物であれ、これは好き、これは違う、という判断が年々変わってきている気がします。
とある職人さんの技法で、十五秒で済むものがあります。それを或る人が「あまりも雑ではないか」と問いただすと、「六十年と一五秒であります」と答えたそうです。
同じような話しを、有名な作曲家の言葉としても聞いたことがあります。
冒頭の直感は、蓄積された経験の上に成り立つ判断。そう考えると、直感を信じる生き方・人付き合い、悪いようには働かなさそうです。
独りよがりと思い込み、それらとは区別せねばなりませんがね。